■ご依頼の背景
立川市のマンション敷地内にある駐輪場脇にて、シンボルツリーとして植えられている「ソヨゴ」と「ツリバナ」の剪定を行いました。 どちらも成長に伴って駐輪場のルーフ(屋根)に枝が当たり、自転車の出し入れの際に視界や動線を遮るようになっていたため、生活の利便性を損なわずに木本来の美しさを引き出す「透かし剪定」を施工いたしました。
■作業のポイント
・駐輪場のルーフをすっきりさせる「ソヨゴ」の剪定
常緑樹で人気のソヨゴですが、葉が密集すると重たい印象になりがちです。今回は駐輪場ルーフに干渉していた上部・側面の枝を整理し、風が抜けるような美しい株立ちのシルエットへと仕立て直しました。
・柔らかな枝ぶりが魅力の「ツリバナ」の剪定
ツリバナは繊細でしなやかな枝葉が美しい落葉樹です。手前のこんもりとした低木とのバランスを考え、伸びすぎていた枝を優しく間引き、自慢の実や花が優雅に引き立つナチュラルな佇まいに仕上げています。
・入居者様の「使いやすさ」と「安全性」を最優先
自転車やバイクの出し入れ時、ヘルメットや衣類に枝が引っかかったり、雨の日に濡れた葉が体に当たったりしないよう、動線にかかるラインをきれいにクリアにしました。
(追記アドバイス)
「ソヨゴやツリバナは、成長が比較的緩やかで、その繊細な枝のラインを楽しむ樹種です。 もしこれらをツツジのようにハサミで丸く刈り込んでしまったり、太い位置でブツブツと切り落としたりすると、翌年そこに『徒長枝(とちょうし)』と呼ばれる不自然に強い枝が勢いよく吹き出してしまい、かえって形が崩れてしまいます。 当店では、将来の樹形を見据え、ハサミの跡が目立たない位置で1本1本ハサミを入れる丁寧な剪定を行っています。大切なシンボルツリーの剪定は、ぜひ樹木ごとの特性を理解したプロにお任せください。」
■ビフォー・アフター


■職人のこだわり
「強剪定で丸坊主にする」のではなく、木々のナチュラルな良さを残す「自然風の透かし」を入れることで、マンション全体の格調高さをキープしたまま、物理的な障害だけを取り除く剪定を意識しました。