■ご依頼の背景
多摩市のお客様宅にて、毎年の定期剪定を行いました。 今回のお庭には、風格のあるメインのモミジのほか、建物に近いフジ、お隣との境界近くにあるサクラが植えられています。美観の維持はもちろんのこと、建物や近隣への影響を考慮しながら、優先順位をつけて丁寧に作業を進めました。
■作業のポイント
・主役を引き立てる、モミジの丁寧な透かし剪定 :お庭のメインツリーであるモミジは、一番目立つからこそ職人の腕の見せ所です。太い枝を無骨に切るのではなく、細い柔らかな枝を残す「透かし剪定」を施しました。風にサラサラと揺れる自然な涼涼しさと、秋の紅葉が美しく映える品のある姿に仕上げています。
・ご近所への配慮を第一に、サクラの境界剪定 :お隣の敷地に隣接しているサクラは、これからの時期に葉が茂り、秋には落葉でお隣にストレスを与えてしまう可能性があります。お隣様のご迷惑にならないよう、境界線からはみ出している枝や、今後伸びそうな枝を優先的に落とし、すっきりと収めました。
■ビフォー・アフター



■職人のこだわり
「ただ木を小さくする」のではなく、モミジのように美しさを追求する剪定と、フジやサクラのように「住まいと近隣を守る」ための実用的な剪定。このメリハリを意識して、お客様が安心して暮らせるお庭づくりを心がけています。
(追記アドバイス)
「特にフジのような『つる性植物』の成長スピードは想像以上です。雨樋の隙間に入り込んでからでは、取り除く際に見栄えだけでなく設備自体を傷つけてしまうこともあります。また、サクラの枝はお隣への越境だけでなく、毛虫(アメリカシロヒトリなど)の発生源にもなりやすいため、境界付近は常に風通しを良くしておくことが、最高の近隣配慮に繋がります。」